
プログラミングってどうやって勉強すればいいんだろう?
高校からプログラミングを習い、現役でシステムエンジニアとして15年働いているりひみるが
こんな悩みを解決します。
目次
プログラミングとは
コンピュータへの命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。
プログラミングとは、についての詳細は下の記事にてまとめていますので、よろしければ確認ください。
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プログラミングを学習するメリット
社会的需要が高い
依然IT業界全体的にエンジニアが不足しています。
私も2006年からIT業界でお仕事をさせてもらっていますが、引く手あまたとはこのことでしょう。
転職に困ることはありません。
そのため、プログラミングは就職や転職、キャリアアップに大きく役立つでしょう。
論理的思考が養われる
プログラミングは、コンピュータを使って成果を得るために指示を与えます。
的確な指示ではないとコンピュータを使って成果を求めることが出来ません。
コンピュータに最適な仕事をさせるため、要素分解して手順を考えたり、どうしたら出来るのかを常に考えるのがプログラミングです。
どうしたらコンピュータに最適な仕事をさせられるかということを考えることが論理的思考を養うことに繋がるのです。
問題解決力が上がる
プログラミングをしていると、エラーが出るのは当たり前。
さらにいえば、自分の思った通りの動きにならないことの方が多いです。
エラーや動作不良がなぜ起こっているか考えつつ、問題となっている箇所の原因を予測。
コードを修正する作業を繰り返し、トライ&エラーで解消していくことで問題把握能力と解決力を上げることができます。
プログラミングを始めるための準備
プログラミングを始めるために必要なものは以下2つ。
・パソコンを準備する。
・インターネット環境を構築する。
パソコンを準備する
プログラミングを始めるにはパソコンが必要です。
スマホやタブレットでも出来ないことはないのですが、パソコンの方が圧倒的に効率がよいのと、
パソコンには慣れておいた方がこの先のことを考えて確実にいいです。
まだ持っていないのであれば、今のうちにパソコンを用意しておきましょう。
どんなパソコンにすればよいですか?とよく聞かれますが、プログラミングをやるだけであればなんだっていいです。
しかし、人間とは欲深いもの。
動画編集出来るといいな、せっかくだからゲームも出来たほうが。
などいろいろあると思います。
出来ることを増やせば増やすほど、比例してパソコンの金額は上がっていきます。
ご自身のお財布事情と相談しながら購入しましょう。
ネットで『プログラミング 始め方』などと検索すると、やたらMacbookが勧められていますが、
Web系エンジニアを目指す方でなければWindowsの方がよいでしょう。
普通の現場ではWindowsが使われていることが多いからです。
逆にWeb系エンジニアを目指すのであればMacbookを買うべきです。
もしくは、iPhoneやiPad向けのアプリを作りたいのであれば、こちらもMacを選ぶ必要があります。
インターネット環境の構築
プログラミングはとにかくトライ&エラーになります。
困ったらインターネットで検索をすることで解決することがほとんどなので、インターネット環境は必須になります。
プログラミングを学ぶ上で、youtubeでの動画を参考にしたり、インターネット環境を利用した勉強会、学習サイトも多岐に渡ります。
ネットの力を借りることでプログラミング技術はどんどん身についていくでしょう。
よってネット環境はとても大事です。
プログラミング学習
プログラミングでやりたいことを決める
プログラミングであなたは何がやりたいですか?
プログラミングで出来ることは大きく分けると下のようなことが出来ます。
その中でも何がしたいかによって学習するプログラミング言語が異なってきます。
まずは何がしたいのかを決めましょう。
ゲームを作る
パソコンで行うゲームやスマホで行うゲーム、家庭用の据え置き機と呼ばれるPlayStationなどのゲーム機もすべてプログラミングで開発されています。
しかし、近年はゲームエンジンという効率化ツールによって、プログラミング言語を取得していなくてもゲーム開発に携わることが出来るようになっています。(例:Unity、Unreal Engine)
それでもゲームを作る上で最低限のプログラミング知識は必須となります。
ゲームを作る場合の言語
Java、C++、C#
アプリを作る
今一番身近に感じられるのはスマホなどのアプリなのではないでしょうか。
アプリももちろんプログラミングで出来ています。
アプリを作る場合、iPhone, iPadのiOS向けなのか、Andoroid向けなのか、Windows向けなのかによって学ぶプログラミング言語は変わってきます。
また、iOS向けの場合はMacではないと作成できないため、Macのパソコンを用意しましょう。
Androidアプリを作る場合の言語
Java、Kotlin
iOSアプリを作る場合の言語
Swift
Webサイトを作る
いつも見ているニュースサイト、ブログやWiki、検索サイトなど、Webサイトを見ない日はないといっても過言ではありません。
WebサイトにはAmazonのようなECサイトでの注文や、ポップアップウインドウによる広告の表示など、
それらもすべてプログラミングで出来ています。
Web系の言語は比較的覚えやすく、書いたコードがすぐにWebブラウザで反映が確認出来るなど、初心者の方にオススメです。
また、Web系エンジニアは個人で制作できるものも多く、フリーランサーとして独立したい方や、副業で行いたい方にもオススメです。
Web系の言語
HTML、CSS、JavaScript、PHP、Ruby、Python
電子機器や自動車などの制御
これらは組み込み系と呼ばれるソフトウェア開発になります。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機やテレビ、家に必ずといっていいほどある家電にもプログラミング制御が使われています。
最近よく聞く自動運転や電気自動車など、自動車業界においてもプログラミングは欠かせないものとなっています。
組み込み系の言語
C言語、C++、Java
表にまとめると以下のようになります。
ゲーム | アプリ | Webサイト | 電子機器 | |
Java | 〇 | 〇 | 〇 | |
Kotlin | 〇 | |||
Swift | 〇 | |||
HTML | 〇 | |||
CSS | 〇 | |||
JavaScript | 〇 | 〇 | ||
PHP | 〇 | |||
Ruby | 〇 | 〇 | ||
Python | 〇 | |||
C言語 | 〇 | 〇 |
副業や独立を考えている方はWebサイトを制作するような言語を学ぶと良いでしょう。
Web以外ではどうしても個人の力ではどうしようもない膨大なコードを作成することが多いからです。
Webサイト制作であれば、個人でも作成することが出来、副業や独立に向いている言語と言えるでしょう。
また、初心者の方でも覚えやすい言語であり、オススメな言語になります。
しかし、選択したプログラミング言語が無駄になることはありません。なぜなら、プログラミング言語は似たようなことを行っていることが多く、応用が利くため一度コツを覚えてしまえば別のプログラミング言語を覚えるのは容易だからです。
プログラミング学習に必要な時間
初心者がプログラミングの勉強を始めて覚えることが出来るまでの時間は、言語にもよりますが基礎力の習得に200~250時間必要だと言われています。
プログラミングの学習で大事なことは習慣化させることです。
毎日1時間でもいいので時間を確保しましょう
プログラミング学習方法
独学
・書籍
・学習サイト
メリットはなんといってもコストがかからないこと。
しかし、モチベーションを保つことが難しかったり、エラーなどの壁に当たった時に解決できるかどうかなどによって持続できるかどうかが問題です。
プログラミングスクール
やはり効率よく学ぶのであればスクールに通うのが一番の近道だと思います。
それなりのコストはかかってしまいますが、相手もやはりプロなので実践的な技術を直接指導してもらえます。
個々のレベルに合わせた計画も管理してくれるため、モチベーションの維持にも役立ちます。
また、プログラミングスクールの中には就職、転職支援をしてくれるものもあり、転職を確約してくれているスクールもあります。
プログラミングを初心者の方が習得するにはかなりの負担が強いられます。
しかし、IT業界の人材が不足している今、AIに仕事を取られないためにも手に職をつける、そのためにプログラミングを学習してみてはいかがでしょうか。