
勉強したと思っても集中力がホントなくてすぐに他事をしてしまうし。
男の子ってどうやって勉強させたらいいんだろう?
そんなお悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。
男の子を3人持つ私はいつも思っています。
そこで今回は、
入塾テストなしでも有名難関校に続々合格する
話題の「成績が伸びる塾」である「進学塾VAMOS(バモス)」の経営者である富永雄輔先生著の「男の子の学力の伸ばし方」をご紹介します。
学力を伸ばす勉強には、明確なロジックがあります。
学力はセンスや才能ではありません。
また、努力は必要ですが、どれだけ長時間勉強しても、正しい努力出ない限り結果が伴わないのは大人でも経験があるでしょう。
学力が伸びるメカニズム、「わかる」ことのブラックボックスを可視化しながら、どんな子でも学力を伸ばすことが出来る考え方や手法が、
本書である「男の子の学力の伸ばし方」に書かれています。
詳しい内容は実際に本を読んでいただき、
男の子を3人持つりひみるが共感した中から抜粋してご紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- 勉強はしているのに、どうしても子供の成績が上がらない人
- 子どもに自分から勉強してもらいたいと思っている人
- 自由放任で育てたら、子どもが全然勉強しないと悩んでいる人
目次
男の子の学力を伸ばす方法
子供の学力を伸ばすために、問題を解く魔法のノウハウを期待するかもしれません。
しかし、そうしたものは存在しません。
学力を伸ばすには、基礎となる知識の「点」を増やして、それを効果的につなげて「線」にしていくことが大事なのです。
算数には問題を解く土台として「九九」がありますが、ほかの教科にも「九九」にあたる基礎があります。「九九」のようにそれを反復トレーニングで学び、基礎同士をつなげることで学力が伸びる。
「九九」は日本人の大人なら誰でもできるように、センスではなくロジックで学力を伸ばします。
女の子は右脳と左脳が早くからバランス良く育つのに対し、男の子は右脳ばかり先に発達し、左脳は遅れるということが脳科学の専門的研究でわかっています。
言語能力を司る左脳の発達が遅れた男の子が、なかなか国語の長文読解をできないのは当たり前なのです。
男の子は、以下の特性を持っています。
・競争好き
・飽きっぽい
・要領が悪い
・根拠なき自信
この特性を逆に活かし、成績を上げるのです!
メモ
男の子は動機づけよりルーティーン化
やる気スイッチは見つからない
ノルマを「数字」で宣言させる
一番重要なのは、「できなかったことが、自分の工夫や努力によってできるようになるという経験」と著書のなかでおっしゃっています。
男の子の特性を使った学力の伸ばし方
とにかく競争好きでライバル意識が強い
オスには「自分たちの集団を守ろう」とする本能があり、他の集団との闘争によってそれを成し遂げようとするそうです。
小学生といえども、男の子にはもともと「敵を倒したい」という欲求があります。
ゲームも敵と戦うのが好きだし、漫画だって戦闘物が大好きです。
そして、「自分が勝つ」イメージを醸成させており、
「根拠なき自信」が男の子にはとてもあります。
そんな根拠なき自信を思う存分刺激してあげましょう。
例えば、今回10人中7位だった。しかし、前回が10人中8位だった場合、1位上がっています。
「おまえ一人抜いたじゃないか!」と褒めてあげましょう。
このとき、敵を倒していくイメージが持てるように褒めることがポイントです。
ハマりやすいが飽きっぽい
「男の子ってホント続かないよねー」
そう思うお母さんも多いのではないでしょうか。
男の子はなにかを好きになるのが早いけれど、飽きるのも早いのです。
男の子は飽きっぽいけどハマりやすいのです。
「続けなさい」と無理を言うのではなく、「ハマりポイント」に誘導してあげることが必要なのです。
算数が飽きたら漢字の練習をする。
10分しか集中出来ないのであれば、10分を数セットする。
など、親が勉強はこうしなければいけない!という固定観念を捨てることが必要です。
真面目に取り組む女の子とは違い、とにかく男の子は飽きっぽい。
10のことを覚えようとしても、3つくらいで飽きてしまいます。
男の子には、とにかく「量」をやらせる必要があります。
10のことを覚える学習を3〜4回やって、ようやく10覚えられるのです。
お母さんは10回書けば覚えられたかもしれませんが、男の子には30回書かせてください。
男の子は自分で失敗しないとわからない
女の子は精神的な成長が早いため、想像力や予見力を持っており、親に言われたことを理解出来ます。
しかし、男の子は自分で失敗するまで気づきません。
だから、男の子にはトライ&エラーをさせ、自分で納得してもらうことが必要です。
我が子にも、漢字は何回も書けば覚えられる!声に出しながら何回も書けばいいんだよ!
と何回言っても取り入れてもらえません。(現在進行系)
各々覚えやすい方法があります。
本人が覚えやすい方法に気づくまで、色々本人に試させるのが大事!
私達親は何度も忍耐強くトライ&エラーをさせるしかないのです。
親が「こうしなさい!」というよりも、やらせて失敗させたほうがいいのです。
男の子は失敗からのリカバリーが早く、すぐに復活します。
いつになったら気づいてくれるんだ!と思った方。
心中お察しします。私も同感です。
自分でなんとかしたい
男の子は「なんでもやってみたい」生きもの。
実現可能かなんてどうだっていいのです。
しかも、要領が悪い。
口を出したくなる気持ちはわかります。
しかし、男の子には「やり方」や「答え」は直接教えないほうがいいのです。
男の子は、「教えられた」という事実を忘れ、なぜ出来たのかが理解出来ず、成長に繋がりません。
男の子が大きく成長するのは、「大変だったけど自分でやり遂げた」と実感出来たとき
なのです。
成績アップのカギは「ルーティン化」
男の子の「やる気スイッチ」探してしまいますよね。
残念ながらそんなものはありません。
モチベーションが高いときの集中力はすごいですが、気分が乗らなければすぐにサボります。
男の子には、勉強をいかに「勢いやノリでやらせないか」が重要。
勉強する時間帯はもちろん、ベッドに入る時間、食事時間にいたるまでルーティン化して習慣化させる。
どんな状況であってもやると決めたルーティンは必ず守らせる
男の子は、勉強をやりたくないときに環境に関する言い訳をします。
「机が汚い」「お母さんがいて落ち着かない」
そんな言い訳をいちいち聞いていたら勉強できる場がなくなってしまう。
そのくらいやらないとすぐにほころびが出てしまう。
勉強をルーティン化し、生活の一部にしてしまうことが大事なのだそうです。
「ノルマ」は数字にして宣言させる
女の子は自分でしっかり計画を立てるのに対し、男の子は計画が立てられません。
自分でやらせるとめちゃくちゃの計画を立ててきます。
なので、男の子の場合は大まかの目標を決めたら、あとは目の前のミッションを一つずつこなし、その日精一杯努力するぐらいがいいのです。
男の子には、計画よりも「ノルマ」を意識させるとよいです。
「今週は、毎日計算問題を20問解く」
「毎日漢字を30個ずつ書く」
このように数字で「今やるべき目先のこと」を理解させ、それを積み重ねることで男の子の学力は伸びます。
「勉強に感情を入れない」気分に左右されずに無心になってノルマをこなすくらいがちょうどいいのです。
また、毎日のノルマは、自分でその数字を決めさせる!
なぜなら、「自分で決めたからには達成してね」という姿勢を親が示すことができるからです。
達成出来なければ、フィードバックを行い次達成できるようにするにはどんなノルマを設定すれば良いのかを自分で決めることが重要なのです。
自分で宣言したことを達成するための努力をする。
そうした経験、そうした思いをすることが、その子の長い人生において大きな意味を持っています。
勉強は先生のためでも親のためでもありません。
自分のために自分がやるのです。
それをしっかり理解させるためにも、本人に宣言させるのが一番です。
おわりに
「勉強しなさいよ」と言ってもやらない、言わなくてもやらない、言ったら言ったでやりたくない!とすぐ怒る。
ようやくやり始めたか!と思ったらもうえんぴつや消しゴムで遊んでいる。
男の子を勉強させるのはなんでこんなに大変なんだ!
私も本当にそう思います。
みなさんのため息が聞こえてきそうです。
「男の子とはこんなものだ」ということを親が構えて、逆にその特性をうまく活かして勉強させてやろうではありませんか。
少しでもお役に立てられれば幸いです。
本書ではさらに詳細に男の子の学力の伸ばし方が載っています。
ぜひ本も読んでみてください。
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